PC6001VXのバージョン3.8.2リリースです。
いつ頃から発生していたのか不明なのですが、
* Windows10の環境
* IntelのCPU内蔵GPUを使っている
* 64ビット版バイナリを使っている
という条件を満たしているとすごい速さでメモリ使用量が増えていくという問題が確認されています。
これはIntelのGPUドライバのOpenGL実装のバグと思われる現象で、ドライバが修正されるまではOpenGLの利用をやめる(DirectXを使うかハードウェアアクセラレーションを無効にする)しか対処法がありません。
描画のハードウェアアクセラレーションはQtが管理していますが、Windows版開発環境であるMSYS2が提供しているQtパッケージはOpenGL版で、これをDirectX版に切り替えるには自分でソースからQtをビルドする必要があります。
このQtを自前でビルドという作業が恐ろしく手間と時間を食うので敬遠していたのですが、WindowsにおけるOpenGLはIntelGPU以外にもVirtualBox環境などでも不具合が多く、背に腹は代えられぬとDirectXへの移行を決断しました。
ていうかMSYS2側でDirectX版提供してよ…。
ダウンロードはこちらからお願いします。
【更新履歴】
3.8.2 2021/10/10
* (Windows)OpenGLの代わりにDirectX(ANGLE)版Qtでビルド。Intel GPUにおけるメモリリークを解消。
* (Windows)Built with DirectX(ANGLE) version of Qt. Fixes memory leak with Intel GPU.
* (Windows)OpenGLの代わりにDirectX(ANGLE)版Qtでビルド。Intel GPUにおけるメモリリークを解消。
* (Windows)Built with DirectX(ANGLE) version of Qt. Fixes memory leak with Intel GPU.