2012年12月04日

雑誌掲載作品レビュー(1)「Toiyaar」

一応私はP6メインのブログなどやっておりますが、実際に実機を触りだしたのは去年からで、P6erの中ではかなりのビハインドがあります。
現在ではハードもソフトもヤフオクでは手に入りにくくなり、また出品されても非常に高騰する傾向があります。
なので市販ソフトの入手は思い入れの強いものやエミュレーターの動作確認上必要なもの(にじみ確認用のAX-5とかw)に限定し、ゲームは極力図書館でリストを入手してそれを打ち込んで遊ぼうという方針でやっております。

せっかくなので、本ブログの新コンテンツとして、打ち込んだプログラムを晒しつつ、レビューなどを書いて行きたいと思います。
栄えある第1回は、やはり「Toiyaar」です。
またかよ」とお思いとは思いますが、やっぱりこれは外せないのです
Toiya1.png

本作品はPiO 1986年4月号掲載作品で、「今月のPiOなゲーム」に選ばれています。

内容はというと、爆弾魔の主人公Toiyaarが警官Eiyaに捕まらないように鍵を集めながら街から脱出するというゲームです。
主人公は爆弾で自分の周囲の建物や木を破壊することができ、がれきの中から鍵やアイテムが出てくることがあります。(鍵やアイテムは周りと色違いの建物に隠れていることが多いです)
Toiya2.pngToiya3.png
特色は
・美しい4色グラフィック
・なめらかな4方向スクロール
・ムードのあるBGM(雑誌投稿作品でゲーム中にBGMがなるものは当時珍しかったのです)
と、市販品に遜色を取らないクオリティの作品でした。

その分リストも長大で、ダンプリスト12ページという超大作です。
本作品は掲載号のソノシートに収録されていたため、通常は打ち込む必要がないのですが、私の環境ではうまくロードすることができず、最終的に半年ほどかけて全て手で打ち込みました。
当時小学4年生くらいでしたが、小学生の頃の半年ってすごい貴重ですよ(誰に言っている)。
今回新たに打ち込み直した時は、エミュレータ+OCRというありがたい技があるので、一週間足らずで打ち込んでしまいました。

ステージは全5面なのですが、このゲームはかなり難易度が高く、当時の私は1面しかクリアできませんでした。
難易度が高い要因としては、
・視界が割と狭いので、敵が視界に入ってから回避したのでは間に合わない。常にマップ上の敵を意識する必要がある。
・マップがかなり広い。
・ゲーム中にポーズが効かないため、マッピングができない。3面など無理ゲーの様相を呈している。
Toiya4.png
・鍵を開ける順番を間違えると詰むことがある。
などなど。
なので、今回エミュレータという現代の文明の利器を用いて、ポーズやどこでもセーブ、ロード、スクリーンショットなどを駆使してやっと全ステージクリアしました。
実に25年ぶりの再挑戦で雪辱を果たしました。
その時のプレイはニコニコ動画にあげてあるので、良かったら見てください。

また、Twitterでこのゲームの原作者の方に話を伺う機会がありました。
当時のお話をまとめると
・投稿当初、ベーマガに掲載された同作者の「バクハマン」という作品の続編として作られたが、PiO掲載に際しタイトル変更を求められた。
・当初はディスク版として作ったが、初代機でも動くよう掲載時にはテープ版になった。
・トイヤ、エイヤというキャラクター名は、作者が当時そういう掛け声をかけて友人と遊んでいたことに由来するもの。
・アセンブラは使っていたはずだが、製品名は忘れた。
・主人公のトイヤはトマトではなく、爆弾がモチーフ(!!)
作者は爆弾魔ではない(当たり前だ!)
という事らしいです。
掲載前に結構直すんですね。もう半年遅かったらこのゲームは世に出てなかったかもしれませんね(汗

ちなみにこのゲームは作者様のご好意により、Hashiさんのサイトでダウンロードが可能です。

P6は雑誌掲載ゲームが豊富にありましたが、当時長くて打ち込めなかったものや遊びきれなくて挫折したものが多くあります。
これからそういうソフトを掘り起こしていきたいと思います。
posted by eighttails at 23:09| Comment(2) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも作者です。ほめられているようなそうでもないような感じですが取り上げていただいてありがとうございます。

25年以上も経って拙作を打ち込んでプレイいただけるとは思ってもいませんでした。
Toiyaar以降は趣味がDTMに移ったのでゲーム作りからは離れてしまいましたが当時はやっぱり根気がありましたねぇ。
Posted by a_kanda at 2012年12月06日 22:58
a_kandaさん
ご無沙汰しております。
Toiyaarは大好きなゲームなので、トップバッターに出てきてもらいました。

1986年はP6の機種としてのラインナップはすでにディスコンになってましたが、ユーザーのプログラミング技術は成熟していて、雑誌投稿プログラムは一番面白い時期だったと思います。

Posted by eighttails at 2012年12月07日 06:20
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