2014年08月06日

雑誌掲載作品レビュー(9)「SLAYER」&「SLAYER II」

なにげに雑誌掲載作品レビュー初のベーマガ作品です。
今回のお題はマイコンBASICマガジン1986年10月号掲載「SLAYER」および、PC-6001・6601プログラム大全集掲載「SLAYER II」です。

本ゲームの作者はベーマガの常連投稿者で、P6作品はすべてモード1で制作されています。
本作はモード1では非常にレアなRPGです。
ちなみに、どちらも互換BASICで動きます。(IIはクリアまで確認。Iは途中まで)

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■SLAYER
伝説の秘宝「スレイヤー」を求めて、レンガ造りの迷宮を探索するゲームです。
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マップのどこかにリングが落ちているので、それを拾って出口に到達するとラウンドクリアです。
道中には体力回復やパワーアップができる食料、道を塞ぐゲートとそれを開放するスイッチ、またところどころに敵が出現します。
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一応敵キャラが存在し、戦闘モードもあるのですが、作者コメントにもあるとおり逃げるが勝ちです。
体力が減るだけで倒してもメリットがありません。一体も敵を倒さなくてもクリアできます
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モード1という容量の制限からか、先に上げた食料、ゲート、スイッチ以外の仕掛けもなく、会話やイベントらしきものもありません。
その代わりマップがべらぼうに広く、これはマッピングを楽しむゲームだと心得たほうがよいでしょう。
SLAYER1_6.png

■SLAYER II
スレイヤーを手に入れた後、その真の意味を明かすための旅をするという続編です。

基本的には町の人と会話をし、アイテムを集めていき謎を解くゲームです。
アイテムは所持品の中からどれか一つを選択して手に持つことができます。この選択中のアイテムによって町の人の反応が変わったり今まで行けなかったところに行けるようになったりします。
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前作と画面構成は似ていますが、敵キャラと戦闘シーンがありません。また、マップも頭で覚えられる程度に縮小されています。その分の容量を謎解きに振り替えている印象です。
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作者の謎解きに対する作り込みはかなり気合が入っており、ネタバレ防止のためにリストが長くなるにも関わらずメッセージを難読化したり、ゲーム中の謎は本誌の説明やメッセージのどこかにヒントが隠されていたり、この当時にしては理不尽さを極力排除しようとした形跡が伺えます。
唯一引っかかりそうな謎としては、ゲーム中ある場所であるアイテムを持ってわざと死ぬ必要があります。やってるうちに偶然見つかるかもしれませんが。
その場所とアイテムとは…↓
SLAYER2_4.png

プログラムの方はモード1にも関わらずリストが3本、総計270ステップもあります。
またプログラム中にほとんどコメントがなく、さらにメッセージ難読化のせいで打ち込みはえらい大変でした。
Dr.Dは、モード1でここまでのゲームを作ったことに対して「大全集1,2を争う傑作」とのコメントをつけています。
SLAYER2_5.png
SLAYER2_6.png

ちなみに、SLAYERはHashiさんのページからダウンロードできます。
SLAYER2ももうすぐダウンロードできる…はず…!

2015/01/04追記
SLAYER2もダウンロードできるようになりました。
ラベル:PC-6001 ベーマガ
posted by eighttails at 21:04| Comment(0) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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