2015年11月29日

雑誌掲載作品レビュー(16)「CHRISTMAS EVE」

たまには季節ネタで行きたいと思います。
今回のお題は、PC-6001・6601プログラム大全集掲載の「クリスマス・イブ」です。
12月は忙しくてプログラムを打ち込むヒマがないのでフライング気味の記事ですが、世の中はすっかりクリスマスなので、まあいっか、と。

内容は固定画面の追いかけ型ゲームです。プレイヤーはサンタとなり、街の子どもたちの家にプレゼントを配って行きます。
タイトル画面でCIRCLE文を使っていると言うだけで、投稿作品としては珍しくモード4専用です。
画面がきれいなゲームなので、掲載誌購入当時から打ち込みたいと思っていましたが、めんどくさくて実際に打ち込むまで28年かかりました
ChristmasEve1.png

このゲームではトナカイ不在で、サンタは徒歩で各民家を廻って行きます。
家の明かりがまだ灯っている間は、家の前を通過できません。
これは逆を言うと、明かりが消えたらそこに道ができるということを意味しています。ステージ開始時に家の前に道がなくて入れないぞ、というところでも一度明かりがついて消えると通れるようになるという謎仕様です。
ChristmasEve2.png
家の前に来たらスペースキーを押すと屋根の上に登ります。ここから先は画面右の小窓に状況が表示されます。
もう一度スペースキーを押すと煙突から中に入れますが、煙突から煙が出ている時に入ってしまうと、火のついた暖炉に落ちてミスとなってしまいます。そういう場合は↓キーで一旦降りて火が消えるのを待ちます。
ChristmasEve3.png
家に入れたら靴下があるのでプレゼントを入れるとその家は訪問完了です。
ChristmasEve4.png
すべての家にプレゼントを置いたらステージクリア、暖炉に何回も落ちてしまったり、街を徘徊している泥棒に捕まるとゲームオーバーです。
ChristmasEve5.png
家の明かりが消えるまではある程度の時間待つ必要がありますが、煙突から煙が出ているかどうかは屋根に登るたびにランダムです。つまり戦略としては家の前 にたどり着いたら煙が収まるまで登り降りを繰り返すというプレイになります。また制限時間がありそれがかなりシビアなので、この操作を素早く行う必要があ ります。一瞬で煙を見極めてお手つきをしないように素早く操作するというのがこのゲームの本質になります。

このゲームはグラフィックが良くできています。モード3カラーで夜の星空をうまく表現しています。モード3の4色はクリスマスツリーとも相性が良いはずですが登場しないのが残念です。
画面構成も良くできていて、PUTルーチン以外はBASICで書かれているにも関わらず、そこそこ快適にプレイできます。
ただ、面をクリアするごとに「きよしこの夜」がワンコーラス流れるので、いらん所でプレイヤーのストレス値(c山下先生)が上がってしまいます。

プログラムの中身に言及すると、1ステップを1画面の1行に無理やり収めようとして、変数の初期化や処理の順序がバラバラに組み替えられていたり、処理上脈絡がないところでステップを分割したりしていて、印刷したリストは綺麗なのですが非常に読みづらいです。
厳し目のレビューになっていますが、通常のベーマガ本誌に掲載される作品よりは出来が良いと思います。

ところでこのゲーム、ステージがスタートしてからいずれかの方向に1歩移動するまでサンタが画面に表示されないという挙動をしています。
プログラムを追う限り仕様なのですが、傍目にはどう見てもバグです。
以下の1行を追加することで回避できるので、打ち込む方がいたら参考にしてください。

「1545 POKEA0,X:POKEA1,Y:POKEA2,B:EXECA4」

いつものように動画をアップしました。道路がタイリングパターンなので、画質的に少しきついです。
posted by eighttails at 20:46| Comment(0) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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