2018年01月02日

雑誌掲載作品レビュー(17)「ブレイク・スルー」 & 「ブレイク・スルーII」

あけましておめでとうございます。
このシリーズも前回の記事「CHRISTMAS EVE」から2年強が経過してしまいました。
このシリーズを始めた動機は、雑誌掲載作品は当時の資料でもほとんどが白黒の画面写真しかなく、せっかく図書館でプログラムリストを入手すれば再び命を吹き込むことができるのだからカラー動画で動いている姿を残そうと思ったのがきっかけです。
もう一つの動機は、当時時間がなくて打ち込めなかったゲーム、難しくてクリアできなかったゲームの雪辱を25年ぶりに晴らそうというコンセプトがありましたが、25年の部分がそろそろ30年になろうとしています。
ヤフオクでPiOのソノシートをかなりの数入手しており、まだまだネタはあるので、P6VXのメンテナンスもそこそこにぼちぼちこのシリーズも再開したいと思います。

今回のお題は、PiO1985年8月号掲載「ブレイク・スルー」およびその続編「ブレイク・スルーII」です。
「ブレイク・スルー」「ブレイク・スルーII」ともにコンパックから市販パッケージとして販売されましたが、「ブレイク・スルーII」は雑誌にプログラムリストは掲載されず、パッケージのみの販売となりました。そういう意味では雑誌掲載作品ではありませんが、今回の記事では一緒に取り上げます。
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■ブレイク・スルー
「ブレイク・スルー」はパッケージ化されただけあって、PiOのP6投稿作品の中では最もよく知られる作品でしょう。
「超時空要塞マクロス」で男子の心を鷲掴みにした三段変形式戦闘機を主人公にしたシューティングゲームです。

ストーリーによると、西暦1998年に人工知能を搭載し生物に類似した動力を持った兵器「メカニカル・アーマー」が生まれ、その十数年後に対メカニカル・アーマー兵器として自機「トリゾイド」が誕生したとあります。
舞台設定としては今から数年前ということになります。33年積んでる間に追い越しちゃいましたね。
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三段変形は以下の3形態を取ります。
・戦闘機型‐当たり判定が縦方向に狭く、敵弾にに当たりにくいが、移動速度が速く地形に激突しやすい。またショットが連射できないので使いどころはあまりない。
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・中間型‐戦闘機型と同じく飛行形態だがスピードが速すぎず、最も扱いやすい。ショットは2連射可能であり、最も多用する形態。
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バトル・スーツ‐二足歩行の人型。かなり高くまでジャンプできるが空中に静止することはできない。またショットは5連射が可能であり、地形に隠れながら敵を掃射するのに適する。

戦闘機型、中間型では強制スクロール、バトル・スーツ形態では地上に静止することが可能になります。
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このゲームは横スクロールやキャラクターの動きが非常に高速で、1ステージが長いというマイナスポイントがありつつ、それでもテンポよくプレイすることができます。
また、地形によって中間型、バトルスーツを使い分ける(戦闘機型は変形するメリットが薄く出番がない)という戦略性もあるゲームに仕上がっています。
PiOの投稿作品としては「Toiyaar」「アーマード・ビークル」と並ぶ大作、良作と言えるでしょう。
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■ブレイク・スルーII
「ブレイク・スルーII」は数少ないSR専用ゲームで、ヤフオク等でもちょっとしたレアゲーです。
マニュアルを見ると、キャラクターやステージ設定は細かく書いてあるのですが、肝心のストーリーについては触れられていません。
したがって、ストーリー上の続編なのかグレードアップ版としてのIIなのかは判然としません。
ゲーム内容や敵キャラは基本的に同じなので、意味合いとしては後者に近いのだとと思います。
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前作からのグレードアップポイントは
・SRの15色を活かしたグラフィック
・耐久力を持った大型戦艦の登場
・ボーナスステージクリア時に獲得できる3ウェイショット
などです。
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ゲーム内容が同じでも敵弾の軌跡が変わったのでゲーム性が大きく変わりました。
高射砲や戦艦が放射状に弾をばらまくようになったので、こちら側も敵の死角から撃ち込めるよう3ウェイショットで応戦しないと苦しい戦いになります。
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3ウェイショットはステージ最後の戦艦との戦いを一定時間耐えると友軍機からゲットできます。ザコ敵に対しては絶大な威力を発揮する一方、連射が効かなくなるので、耐久力がある戦艦型キャラに対してはウイークポイントになります。
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15色グラフィックは美しいのですが、敵や敵弾が増えた際の処理速度低下が著しく、前作が持っていたスピーディさを完全に殺してしまっています。
この点だけでも、総合的なゲームとしての出来は前作に及ばないものとなっていると思います。
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今回も2作品とも動画をアップしておりますので、よろしければご覧ください。
「ブレイク・スルーII」の動画は多分インターネット初です。


ラベル:PC-6001 PIO PC-6601
posted by eighttails at 02:23| Comment(0) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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