突然PC6001VXのメジャーバージョンアップです。
今回からメジャーバージョンを3にして、バージョン3.0.0をリリースします。
バージョン2系はあまり考えなしにバージョン番号を振っていたのですが、MacのHomebrewやNetBSDなどのパッケージに収録されるようになってくると、パッケージメンテナの方から「セマンティックバージョニングにしてくれ。2.11の次が2.2なのはおかしい」というツッコミが入る有様でした。
そのつじつまを合わせるためにマイナーバージョンが一気に上がって最終的に2.33.0といういびつなバージョン番号になってしまったので、どこか目玉機能を入れたタイミングで仕切り直したいと思っていました。
というわけで今回の目玉はタッチパネル用の仮想キーボードの実装です。
PC6001VXは結構前からAndroid版を提供していますが、これまでキー入力にはハードウェアキーボードが必須となっていました。
作者はこの要件をクリアするためにASUS Transformer TF301やXPERIA Z4 Tabletなどの2in1タブレットを買い替えてきましたが、もはやAndroidではキーボード付きタブレットは絶滅危惧種となっています。
また逆に最近スマホの画面のほうが大型化しており、タッチキーボードさえ使えればスマホでいつでもどこでもP6が実現できる環境が整いつつあります。
そこで一念発起して仮想キーボードを実装することにしました。
OSで用意されている仮想キーボードやQtのVirtual Keyboardモジュールを使ってしまうとP6として入力できないキーが出来てしまうので、全て独自実装で、実機のキーボードレイアウトを再現してすべてのキーが入力できるようになっています。(66SRの電源キーを除く)
仮想キーボードを使うにはコンテキストメニューから「システム」→「仮想キーボード」で有効化します。
キートップの画像はP6のキーボードの状態と同期しており、グラフィック文字も目視で入力することが出来ます。
その気になればプログラムの入力も可能です。
かな文字も入力可能なので、アドベンチャーゲームも最後までプレイすることが出来ます。
また、主にゲームで使うキーのみに絞り、スマホでも入力しやすくしたSIMPLEモードを用意しています。
さすがにシューティングゲームのガチプレイには向きませんが、それでもそこそこ使えます。
とは言いつつ現時点ではいろいろ制約事項があります。
Android7,8およびWindows10で動作確認しています。逆を言うとそれ以外では未確認です。
- キーボードレイアウトはmk2以降のものになります。初代機レイアウトはまだ作ってません。(ていうか初代機はムダな空白が多くてスマホの画面に収まらなさそう)
NORMALモードでまともに操作するには最低5インチの画面サイズが必要でしょう。
現時点で仮想キーボードはマウスクリックによる入力には対応していません。
現時点ではキーリピートに対応していません。
ダウンロードはこちらからお願いします。
【更新履歴】
3.0.0 2018/08/15
タッチパネルによる仮想キーボードを実装
「一時停止」「スナップショットを取得」を「システム」メニューに追加
Added Virtual Keyboard that works with touch screen.
Added "Pause" and "Take snapshot" to "System" menu.
その仮想キーボード(SIMPLE)のレイアウトですが、縦向き時のボタンがやや小さく感じます。
一度横向きにしてから縦向き表示に戻した時のレイアウトをデフォルトにして頂きたいです。
お手数では御座居ますが宜しくお願い致します。
縦向き表示
http://fast-uploader.com/file/7097882301837/
横向き表示
http://fast-uploader.com/file/7097882719065/
一度横向きにしてから縦向き表示に戻した時
http://fast-uploader.com/file/7097882777105/
縦向き表示
http://fast-uploader.com/file/7097883076324/
横向き表示
http://fast-uploader.com/file/7097883087625/
一度横向きにしてから縦向き表示に戻した時
http://fast-uploader.com/file/7097883099445/