2018年09月09日

雑誌掲載作品レビュー(25)「ENDLESS NIGHT」

今回のお題はPCマガジン1986年10月号掲載の「ENDLESS NIGHT」です。 
前回の「CRUSH LIMIT」と同作者による、リアルタイムホラーアドベンチャーゲームです。

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ゲームの目的は、旅の途中で立ち寄った不気味な洋館から脱出することです。
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主人公はカーソルキーで上下左右に移動します。
シフトキーで持ち物を選択し、スペースキーで持ち物を使用します。
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ナイフを選択している場合、屋敷中をうろついているコウモリ、蜘蛛への攻撃になります。
持ち物は使用するとなくなるものとなくならないものがあります。
スペースキーはその他、画面の移動、物体に対するアクションなど様々な機能を持ちます。
部屋内にある物体に向いてカーソルキー+スペースキーでアクションを起こせますが、その時に選択しているアイテムによって変化が起こることがあります。

屋敷内にはコウモリ、蜘蛛の他に斧を持った男、謎の少女、館の主の老婆がうろついています。
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彼、彼女らはナイフで倒すことができません。屋敷内の謎を解いて呪いを解くことで消滅させることができます。
すべての呪いを解くと館から脱出する突破口が開けるという塩梅です。
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「CRUSH LIMIT」と同作者で時期も非常に近だけに(2ヶ月しか空いてない)、ジャンルは違えどもゲームの出来としては、長所も短所も共通するものがあります。
まず15色の美しい色使いによるドット絵は見ごたえがあります。解像度が低いですが、その分リーズナブルな長さのリストに豊富なグラフィックパターンを入れています。
また、この方はゲームのデザインをいきあたりばったりでなく、かなり明確なコンセプトを持って設計されている様子が説明文から伺えます。短いメッセージでストーリーを伝えること、持ってるアイテムで展開が変わることを意識して作られているということで、その試みは成功していると言えます。
難易度についても、途中からの回復拠点として中庭の井戸が用意されていること、ヒントが十分にあるとは言えないものの、謎自体がシンプルなので常識的な難易度に収まっています。
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残念なところは、「CRUSH LIMIT」同様、音が寂しいことと、画面が切り替わった際いきなり敵と重なっていてダメージを受けてしまうことです。
ゲームデザインが綿密な割にアクション面では詰めの甘い所があり、ゲームの実装上避けられないダメージを回復アイテムの大盤振る舞いで帳尻を合わせているところも「CRUSH LIMIT」と共通しています。
以上の点に目をつぶれば非常に完成度の高いゲームです。
EndlessNight10.pngEndlessNight12.png

例によって動画を取りましたのでこちらもご覧下さい。
ラベル:PC-6001 PCマガジン
posted by eighttails at 00:18| Comment(0) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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