2019年06月23日

雑誌掲載作品レビュー(33)「SHOOTING STAR」&「超SHOOTING STAR」

今回のお題はマイコンBASICマガジン1991年2月号掲載の「SHOOTING STAR」および、同1994年3月号掲載「超SHOOTING STAR」です。
どちらも超オーソドックスな縦スクロールシューティングゲームです。
無印の方はベーマガの創刊100号記念プログラムコンテスト入賞作品です。
そして「超」の掲載年はなんと1994年です。タイポではありません。これがベーマガでは最後のP6掲載作品です。しかも初代機用のモード1作品です。
ベーマガの創刊号(1982年7月号)にプログラムが掲載された機種の中ではP6が最後まで残ったのではないかと思い調べたのですが、同じ年の1994年6月号にPC-8001用の「SHOOTING NIGHT」という作品が掲載されており、こちらが創刊号掲載機種の最後の生き残りになります。さすがは王者P8です。

SHOOTINGSTAR01.pngSUPERSHOOTINGSTAR01.png




■SHOOTING STAR
このゲームはモード1用でメモリが少ないため、リストが3本に分かれています。
この作者の投稿作品はすべてモード1で、その多くはリストを3本に分けるスタイルが取られています。
リスト1,2ではマシン語部分をメモリに書き込むのですが、これにかかる時間が非常に長いです。
また、タイトル画面の描画に異常に時間がかかっています(約3分)。
ゲームを始めるまでにかかる時間が非常に長いというのが第一印象です。
SHOOTINGSTAR02.png
ゲームを開始するとまず設定画面に入ります。
ゲーム中の様々な処理を設定でON/OFFすることができます。
説明文によるとゲームの動作を軽くするという趣旨ですが、設定項目の中には「自機の操作」「敵の出現」「敵の移動」などOFFにしたらゲームとして成立しないような項目もいくつかあります。これはそういう制御が可能だという技術デモだと思ったほうが良いでしょう。ちなみに設定すべてONにしてもゲームの速度は十分速いです。
SHOOTINGSTAR08.pngSHOOTINGSTAR05.pngSHOOTINGSTAR07.pngSHOOTINGSTAR03.pngSHOOTINGSTAR06.pngSHOOTINGSTAR09.png
ゲームは敵をビームで破壊しながら体当たりをくらわないように避け続けるという大変オーソドックスなものですが、1ミスでゲームオーバーというシビアな仕様です。
特にステージやボスと言った区切りもなく、ひたすら撃って避けるというストイックなゲームです。

■超SHOOTING STAR
前作から3年を経てパワーアップされた新作がこちらになります。
ゲームのルールはほぼ変わりませんが、残機制になったことと、ボス敵が出現するようになった点が大きな変更点です。最終面はボスラッシュがあります。
また、前作にもまして動作が高速化しており、非常にスピーディーなゲーム展開になっています。

タイトル画面でカーソルを上下に入れることで難易度選択ができます。「(無印)」→「超」→「極」と難易度によってタイトルの背景の漢字が変わるのがユニークです。
SUPERSHOOTINGSTAR02.pngSUPERSHOOTINGSTAR03.pngSUPERSHOOTINGSTAR04.png
このときカーソルキーとジョイスティックを同時に左上に入れると最高難度の隠しモードが出現します。が、プレイした感じでは難易度の違いはあまり感じる事はありませんでした。
SHOOTINGSTAR04.pngSUPERSHOOTINGSTAR05.pngSUPERSHOOTINGSTAR06.pngSUPERSHOOTINGSTAR07.pngSUPERSHOOTINGSTAR08.pngSUPERSHOOTINGSTAR09.pngSUPERSHOOTINGSTAR10.pngSUPERSHOOTINGSTAR11.png

動画を撮りましたので、こちらもご覧下さい。


このゲームの作者は90年代におけるベーマガP6作品の常連投稿者です。投稿作はすべてモード1で作られており、非常に高い技術力を誇っています。
ベーマガでモード1作品の常連投稿者としては「WHITE ROAD」「Windy Wolf」などの作者の方が挙げられますが、どちらもモード1とは思えない完成度の作品を連発しています。
このシリーズではしばらくこの作者様の作品をたどっていこうと思います。

ちなみに、今回取り上げた2作品のBGMはまんま「沙羅曼蛇」「グラディウスII」です。「超」の方は初代機以外では音が鳴らないという問題があり、編集部の検証機である66SRでは確認できなかったとのことですが、投稿ゲームで使われるくらいならぶっちゃけ大した問題にはならないということでしょう。



ラベル:ベーマガ PC-6001
posted by eighttails at 22:35| Comment(0) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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