2019年10月10日

雑誌掲載作品レビュー(38)「移植版 水戸黄門」

今回のお題はマイコンBASICマガジン1989年5月号掲載の「移植版 水戸黄門」です。
同誌1985年12月号掲載のX1版からの移植です。オリジナル版は掲載号のベストプログラマー賞を受賞しています。
ゲームの概要としては、複数のキャラを操作するリアルタイムストラテジーゲームです。

ところで、テレビドラマ「水戸黄門」は2015年を最後に地上波から姿を消しましたが、現在はBS-TBSにて我らが武田鉄矢が黄門様を演じています
このゲームも黄門様を鉄矢だと思って遊びましょう。
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ゲームの目的は、助さん、格さん、弥七の3人を操作して黄門様を画面上のゴールに到達するまで護衛することです。
カーソルキーで助さん、シフト+カーソルキーで格さん、スペース+カーソルキーで弥七を操作します。
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黄門様はプレーヤー自身で操作することはできません。勝手に少しづつ前に進んでいきます。岩に阻まれるとそこから前に進めなくなるので、他のキャラを使って横に押すことはできます。
敵は忍者、武士、奉行の3種類いて、忍者、武士は黄門様を狙ってきます。
奉行は画面外に逃げようとします。奉行は黄門様を攻撃してこないかわり、逃げられるとミスとなります。
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助さん、格さん、弥七は敵にやられることはありませんので、盾にして黄門様を守るように動かします。また、助さんは忍者、格さんは武士、弥七は奉行だけは押して動かすことができます。敵を遠ざけたり、奉行を連れ戻したりするのに使います。
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黄門様がゴールまで到達したらラウンドクリア、ラウンド5をクリアするとラウンド1に戻るようです。
黄門様が刺客にやられるか奉行の逃亡を許すとミスとなります。3ミスでゲームオーバーです。
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とにかく慣れるまでは非常に難しいゲームです。各キャラの操作方法と押して動かせるキャラの対応を覚えないと何をやっているかわからなくなるのですが、そのハードルを超えると非常に戦略性の高い奥が深いゲームになります。

ルールが複雑な分、将棋と同じような定石があり、
・3人のうち2人が前に進んで黄門様の横の進路を空け、残った一人が黄門様を左右どちらかの端に押す。
・弥七を使って奉行を黄門様の近くに連れ戻し、奉行も盾にする。
・黄門様を狙ってやってきた敵を都度撃退するのでなく、一行を壁にしてなるべく動かない。
・岩を上手く使う。
というのが基本的な戦略になります。

寂しいのはやはり水戸黄門を名乗りながら印籠を出すシーンがないことです。
ラウンドクリアしたら敵一行を黄門様の前に並べさせて
こぉのバカチンがぁ!」とかやって欲しかったところです。

動画を撮りましたので、こちらもご覧下さい。



posted by eighttails at 20:01| Comment(0) | 雑誌掲載作品レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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